国際有機農業映画祭2012上映作品

スクリーン1 外濠校舎7F 薩埵ホール
上映 10:05
花はどこへいった
 2007年/日本/71分  日本語・英語・日本語字幕
 監督:坂田雅子
 制作:ビル・メガロス/山上徹二郎
 配給:シグロ
花はどこへいった ベトナム戦争で米軍が散布した枯葉剤は約7200万リットル。その中に含まれていた催奇性や発がん性を持つ猛毒・ダイオキシンは、戦争終結から37年たった今も、ベトナムの人びとと大地を蝕み続けている。坂田雅子監督は、ベトナムに従軍した夫が肝臓がんで亡くなったことと枯葉剤の関係を疑い、その実態を記録した。そこには、戦争終結後に生まれた子どもたちにも重篤な障害をもたらしている悲しい現実があった。

上映 11:35
米の放射能汚染ゼロへの挑戦
 2012年/日本/28分 日本語
 監督:原村政樹
 企画:天栄米栽培研究会
 制作:桜映画社
米の放射能汚染ゼロへの挑戦 原発事故による放射能汚染に苦しむ農家の苦闘を描いたドキュメンタリー。主人公は手練れの百姓衆で、培った経験と知恵と技能をフル動員して、安心して食べてもらえるコメをつくろうと苦闘する。秋、収穫したコメを計測。いずれも「検出せず」。自信をもって数字を公表する。しかし、売れない。倉庫には袋詰めされたコメが山と積まれたまま。

上映 12:08
それでも種をまく
 2011年/日本/24分 日本語
 構成:小池菜採
 制作:国際有機農業映画祭運営委員会
それでも種をまく 有機農業は、生命のつながりの中にある。生産者と消費者のつながり、生産者と地域のつながり、そして、循環する生態系とのつながり。しかし、福島第一発事故とそれによる放射能汚染は、こうしたつながりを暴力的に断ち切った。その痛みの中で、なお「つながり」を取り戻すための種をまこうとしている人びとの姿を追う。

上映 14:25
未来への診断書―水俣病と原田正純の50年
 2010年/日本/54分 日本語
 監督:安松直朗
 制作:熊本県民テレビ
未来への診断書 2012年6月11日、私たちは原田正純さんという「宝」を失った。水俣病の患者さんたちにとって、原田さんがいかにかけがえのない存在だったか、この映像が教えてくれる。7月31日、水俣病救済策への申請が締め切られた。理不尽な患者切り捨てである。患者さんに寄り添い続け、その無念さを、怒りを、代弁し支えてきた原田さんの遺言を伝え、水俣へ想いを寄せるために。追悼上映。

上映 17:15
お米が食べられなくなる日
 2012年/日本/35分 日本語
 構成:小池菜採
 制作:アジア太平洋資料センター
お米が食べられなくなる日 日本の主食、お米。しかし10年後には、日本で米づくりができなくなるかもしれない。日本各地の生産と消費の現場、メキシコ、タイの農民の声から見えてくるものは、めまぐるしく変わる政策と「効率化」の名の下に引き起こされた混乱。稲作農家の労働を時給に換算するとなんと179円。自給の意味、食の安全、米づくりを通して大切にしたい価値を問う。

上映 17:55
ホッパーレース −ウンカとのいたちごっこ
 2012年/日本/38分 英語・日本語字幕
 監督:河合樹香
 制作:TVEジャパン
ホッパー・レース 近年、稲の害虫、ウンカがアジアの稲作地帯で猛威を奮い、西日本にも飛来している。世代交代が早く、農薬やウンカ抵抗性稲品種に次々と適応する。この現状を打開しようと国際稲研究所のヘオン博士を中心に、科学者達が立ち上がった。虫の視点から俯瞰すると、自然の法則と真っ向に対立する人間の営みの姿が浮かび上がる。

上映 18:45
太陽の女王 −ミツバチからの問いかけ
 2011年/アメリカ/82分 英語・日本語字幕
 監督:タガート・シーゲル
 プロデューサ:ジョン・ベッツ
 制作:コレクティブ・アイ・プロダクション
太陽の女王 ミツバチの置かれている現状を通して、私たちの生き方が問われる。人間は古代からミツバチの恩恵を受けてきた。ところが近年、ミツバチに異変が起きた。人間の都合による虐待でストレスやダニの発生、病気に見舞われた。とどめを刺したのが神経毒性を持つネオニコチノイド系農薬。巣ごと全滅するのだ。ミツバチを飼いましょうという、提案もある。

スクリーン2 外濠校舎5FS505教室
上映 10:10
ダート! −どろ に こころ の物語
 2009年/米国/80分 英語・日本語字幕
 原題:Dirt! 原作:ウィリアム・ローガン
 監督:ビル・ベネンソン、ジーン・ロソウ
 制作:コモン・グラウンド・メディア
ダート! 洪水、干ばつ、気象変動、戦争さえ、人間が土をどう扱ってきたかの結果であると原作者ウィリアム・B・ローガンは言う。『Dirt!』この驚くべき土の生命世界は、政治、経済、農業、環境、生態、健康、教育、芸術、すべてが網の目状に"土"と関わり合っていることを教える。それを理解することによって、私たちは私たちの壊してきたものを治すことができる。

上映 11:44
地域のタネを守る −ベトナム・ムオンの人々
 2011年/日本/19分 日本語・ベトナム語・日本語字幕
 監督:木口由香
 制作:メコン・ウオッチ
地域のタネを守る タネは長い間、農家が自ら採取し家族や村の財産として子孫に受け継ぐものだった。今やどの国でも、企業などによって大量生産された種を農家が買うのが当たり前になってしまった。このような潮流の中、ベトナムの山岳地帯で暮らす「ムオン民族」は、タネを自分たちの手で採り子孫へと受け継ごうという取り組みを始めた。

上映 12:08
探そう!地元のオーガニック野菜
 2009年/米国/28分 英語・日本語字幕
 監督:キャサリン・ガンド
 制作:オービン・ピクチャーズ
探そう!地元のオーガニック野菜 アメリカの小学生女子2人組が自分の食卓の食べ物の素性を追いながら、地元の有機農産物の真の価値に気づくドキュメント。2人は夏休み、家族で訪ねた有機農家のトマトの濃い味に驚き、スーパーのトマトとの違いに疑問を抱く。世界地図を広げて食べ物調査をスタート。近郊の有機農家と出会い、地元で有機野菜を買うにはどうしたらよいか考える。

上映 13:25
雑草
 2008年/韓国/45分 英語・日本語字幕
 ディレクター:イ・ウィホ
 制作:EBS(韓国教育テレビ)
雑草 何の役にも立たないと思われている雑草が土を育てる。雑草はただそこにあるだけで価値があり、葉や茎は枯れても春には再び芽吹く。さらに受粉、種子の移動の神秘的な仕組みを絵解きしていく。作物の育たなくなった畑でも草が生えるし、草が重金属を取りこむことも。土壌を浄化し、生態系をよみがえらせるなど、雑草の多様な働きを紹介する。

上映 14:31
 2008年/韓国/45分 韓国語・日本語字幕
 ディレクター:イ・ウィホ
 制作:EBS(韓国教育テレビ)
土 土は人間はじめ、あらゆる生命体との関わりが深い。泥染めの服、土壁の家、薬……。蜂やツバメの巣も泥。バクテリヤの家さえも。土の中で命が生まれ、育ち、朽ちていく。土中の壮大なドラマをカメラが追い、ミクロの世界を視覚化してくれる。もちろん、菌が作る豊かな土壌についても展開する。


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