『それでも種をまく』 DVDを販売します
英語(字幕・NTSC)
中国語(字幕・簡体字・NTSC)
・価格 1,600円(各言語1枚・送料込み)
・郵便振替
口座番号 00260−1−116938
加入者名 国際有機農業映画祭
・お問い合わせ video@yuki-eiga.com
構成:小池菜採
制作:国際有機農業映画祭
- 2012.04.02 Monday
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- 08:39
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- by yuki-eiga
福島第一原発の事故と放射能汚染に直面した福島県などの有機農家は、どう対応したのか。放射能に汚染された田んぼや畑に、それでも種をまいた農民。移住し新たな農業を始め、若い人たちに経験を伝え始めた農民。九州から福島へ、野菜を送り続ける農民。消費者と協力して測定機を購入し、どれだけ汚染されているかを自ら測り始めた農民。国際有機農業映画祭は、原発事故の放射能汚染によって、暴力的に断ち切られた“つながり”を取り戻すために、種をまこうとしている人びとの姿を追い、『それでも種をまく』を制作しました。
郡山市の有機農家・中村さんは「やっぱり、ものをつくって初めて農家なんだよな。だから一回でも途切れると、気持ちがグラグラして」と云う。東電本社前に“東電 俺げの田んぼ汚したな 許せねー”とムシロ旗を揚げました。中村さんの冬にも水を張る「冬水田んぼ」は、白鳥が飛来し、生き物の循環する田んぼ。放射能汚染に「農家、補償してもらえっからいいってもんでなくて、農業そのものができねえことが心配だった」。2週間遅れで稲の種を播きました。
二本松の有機農家・大内さんは、「もし万が一、セシウムが出たら、それは除染してくれたんだと思って、処分するしかない」と、種を播きました。夏、ほとんどの野菜が「不検出」の結果に、「土の力とね、作物の賢さなのかなって気がしてるんです」と語る。しかし一方では、長年の提携消費者が離れるという現実にも直面しました。放射能への不安が、これまでの信頼関係を断ち切ったのです。
二本松の有機農家・丹野さんは、放射能汚染を前にして長野県上田市に移住しました。上田市の「食と農のまちづくりネットワーク」が協力して、地域の人たちの支援を受けての農業の再開でした。丹野さんは「大変なのはわかってっけど、俺らの大変なのよりも、ちゃんとしたもの届けねえほうがもっと大変かなあって思ったから」と語ります。そして、有機農業を学ぼうとする地域の若い人たちと、勉強会という新しい「種をまく」ことを始めました。「俺らはもう歳も歳だから、たいしたことはできない」けれど「聞きたい方があれば話して、それでみんなでやっていけばいいなと思っています。」と語ります。
田村市船引でエゴマで地域づくりに取り組んできた橋本さんには、北九州の吉原さんが支援の野菜を送り続けていました。「私も今までね、長い間、みんなの力を借りながら有機野菜を作っておりました。ちっちゃな力ですけど、受け入れてくださる方があって、送ることができるっていうこと非常に感謝して、多めに作付けをして少しでも喜んでいただけたらと」と吉原さんは語ります。放射能汚染が新しい“つながり”を作りました。
石岡市八郷の筧さん。仲間の有機農家や消費者の支援で放射能測定器を購入し、自主測定を始めました。「測定するってのはね、安全だってことを主張するためじゃないのよ。どれだけ汚染されてるかってことを明らかにしてみんなでそれを考えたい」「有機農業の場合は、誰が作って、誰が食べるかって分かってる。誰が作ったものか分からない人は、マーケットで買うのなら、政府の基準でやる以外ないのよね。でも、我々は自主的にできるんですよ。ここまで一緒に我慢しましょうとか、これ以上のものはもう、子どもには食わせないようにしましょうとか、そういうことを、消費者と信頼関係でやってきた有機農業だけができる」と、これまで農家と生産者が築いてきた関係への信頼は揺らいでいません。
「土、地域、人、循環するいのち。つながりの中にある有機農業。そのつながりを原発事故は一瞬にして断ち切りました。それでも汚染を乗り越えて実る作物があり、未来を模索する百姓たちがいました」。放射能との闘いは始まったばかりです。
昨年秋の公開後、大阪、名古屋、栃木で上映しました。今年もいくつか予定が入っています。
私達が率先してやるべきことのひとつ、『未来の子供たちへ、生命力の強い種子を残すこと』。生命力とは、環境の変化に対応できるように多様性能力を 持ち、次の世代へと繋げる機能だと私は感じてます。悲しい事に現代の農産物の9割は、生命力(多様性)に欠 ける「F1種」です。
この事がどんな影響を及ぼしているか皆さんにお伝えし、生命力のある種子「固定種」とそれを広めるための自然栽 培を、身近なところから楽しく、皆さんと一緒に取り組みと思い 、『Initiative(イニシアティブ)』を開催します。
【Vol.01 農的コミューン】
種の話をする前に、基本となる農業生産者と消費者のあり 方について、再認識する必要があると思い、Vol.01のテーマを『 農的コミューン』としました。
生産者がいくら唱えたところで、それを理解し必要とする消費者がいなければやる意味がありません。生産者と消費者が農産物を通して『コミュニティー』が生まれる事が『農的コミューン』だと思いますし、それには互いの理解が必要だと思います。
今回上映する2作品は、アメリカと日本の作品です。日米の活動比較から相違と同一を見い出し、これからのコミュニティーファームを実現するための起爆剤にしたいです。
なごや国際オーガニック映画祭、有機農業とそれをとりまく環境問題、地域とのつながりなどについて知って、考えるきっかけを与えてくれるような映画を上映します。映画祭を通して、有機農業に取り組む人たちや生活者が新しいつながりを生み出す機会にしたいと考えています。
この映画祭では、有機農業についての映画5本の上映と映画の内容に関連したトーク、ブース展示、オーガニック&フェアトレードカフェを行います。有機農業での就農、土づくり・堆肥についての相談コーナーも開設します。
日 時:2012年2月19日(土)10:30(開場10:00)〜18:4011月19日(土)、20日(日)の2日間にわたって開催しました国際有機農業映画祭2011には、北海道から九州まで、全国各地から延べ600人を超えるみなさんにご参加いただきました。ことに19日は、悪天候にもかかわらず、朝一番から多くの皆さんにご来場いただきました。ありがとうございました。
今回は、3月11日の震災と原発事故に、一時は開催中止も考えましたが、こういったときだからこそと、「それでも種をまく」をテーマに原発・放射能と有機農業を考える作品を選びました。そのうち4本が日本初公開作品でした。
初めての試みとして『それでも種をまく』を自主制作し、上映しました。同時に、これから長く続く放射能との闘いを前にして、福島と福岡の有機農家のみなさんたちによるシンポジウム「有機農業を続けられるか?」で、その可能性を探りました。
2日目は、遺伝子組み換え作物やネオニコチノイド系農薬被害などをテーマとした作品上映しました。合わせてシンポジウム「有機農業で生きていく」で、有機農業とGM作物との関係について考えました。

今年の3分ビデオ6作品を公開しました。
今年の3分ビデオの一つに、福島原発事故で全頭殺処分に抗議して、300頭余りの牛を飼い続ける農場のレポートを上映しました。この農場については、日本国内では放映できず、シンガポールのテレビで放映されたとのことです。この農場の牛を飼い続けるための募金を募っています。
詳しく >> 『全頭殺処分に抗議〜福島第1原発から14キロの牧場で〜』